HT813 でアナログ電話を NVR510 経由で発信/受信する暫定ハック
概要
Grandstream HT813 を使って、アナログ電話を YAMAHA NVR510 経由で発信/受信する暫定ハックです。
(暫定=NVR510側で公式に想定された使い方ではないため(たぶん)、ファーム更新で使えなくなる恐れがあります)
また私自身もなぜこの設定で正常動作するのか、良くわかっていません。(ご存じの方はご一報を)
経緯(NVR500 → NVR510 へ)
NVR500 時代、Nuro光でんわアダプタ(SIPアダプタ)の LINE出力を NVR500 アナログLINEポートに挿して、着信拒否や(Linux転送した)syslog から着信番号をネット検索して slack に勧誘電話等の情報を投げていました。
NVR500 → NVR510 で NAPTポートが 4,096 → 65,534 になる点はありがたいものの、アナログLINEポートが廃止されており、この手が使えなくなるのがネックでした。
そして FXOポート(=LINEポートをSIPに変換)を持つ HT813 で解決できるのでは?と試行錯誤して、何とか上手く行った記録となります。
問題点
一番のネックは HT813 にも NVR510 にも sip server機能が無いことです。
ですので、正式には Linux等で Asteriskを立てて、HT813 と NVR510 を収容&中継する形が王道と思います。
今回は Asterisk なしに HT813 と NVR510 で発信/着信するハックとなります。
HT813側設定
物理的には、今回は HT813 の WANポートと NVR510 の LANポートを接続。
また FXOポートに Nuro光でんわアダプタの LINEを接続。
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BASIC設定
Web/SSH Access:
Internet Protocol:
statically configured as:
IP Address: <HT813のLANアドレス>(本来は WAN側設定ですが…)
Subnet Mask/Default Router/DNS Server も適宜埋める。
Unconditional Call Forward to VOIP:
User ID: <Nuro光でんわの番号>
Sip Server: <NVR510 のIPアドレス>
Sip Destination Port: 5060 のまま -
FXO設定
Primari Server: <NVR510 のアドレス>
SIP user ID / Authenticate ID: gsht813 などに適当に
Caller ID Scheme: NTT Japan
Country-based: JAPAN
Number of Rings: 2(適当)
PSTN Idle Wait Timeout between Outgoing Calls: 1(適当)
Stage Method: 1
NVR510側設定
トリッキーな点(かつ大事な点)は、発信用と着信用の 2つの sip sever 設定を作る点です。
下記の例だと、sip 4 設定で HT813 に発信して、sip 5 設定で NVR510 に着信します。
(sip 4 では HT813 を sip server に指定しますが HT813 には sip sever機能は無いため普段のステートは切断になります。NVR510 からの発信時だけ正しく通信するようです。謎)
(sip 5 では NVR510 自身を sip sever に指定します。NVR510 にも sip server機能はないはずですが、なぜか接続ステートになります。そして、HT813 に着信があると sip 5 を経由して NVR510 が着信します。謎)
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analog関連
analog sip arrive permit 1 myname
analog sip call myname 1 sip:<Nuro光でんわの番号>
analog sip call display name 1 <Nuro光でんわの番号>
analog sip arrive myaddress 1 1 sip:<Nuro光でんわの番号>@<NVR510のIPアドレス> -
sip server関連
sip use on
sip server 4 <HT813のIPアドレス>:5062 register udp sip:<Nuro光でんわの番号>@<NVR510のIPアドレス> <Nuro光でんわの番号> <Nuro光でんわの番号>
sip server 5 <NVR510のIPアドレス> register udp sip:<Nuro光でんわの番号>@<NVR510のIPアドレス> <Nuro光でんわの番号> <Nuro光でんわの番号>
着信記録(syslog)
着信時の syslog には [SIP] SIP Call from [sip:<相手電話番号>@<NVR510のIPアドレス>] to [sip:<Nuro光でんわの番号>@<NVR510のIPアドレス>] といった記録が残ります。
番号非通知/圏外の場合は、相手電話番号の代わりに HT813 FXO/SIP user IDが使われ、[SIP] SIP Call from [sip:gsht813@<NVR510のIPアドレス>] to [sip:<Nuro光でんわの番号>@<NVR510のIPアドレス>] といった記録が残ります。
(どちらも from に HT813 のIPアドレスは出てこず、全てNVR510のIPアドレスで表示されるようです)
最後に
何度も書いていますが、これでなぜ動くのか良くわかっていません。
ファーム更新でこのハックが使えなくなる改変がないことを願いつつ。


