23歳から22年間勤務したNTT-ITを退職しました。
在籍中には MagicConnect という自らのアイデアが会社の主力商品に育ったり、MeetingPlaza(Web会議)事業部の開発部を長らく率いたりと、良い部下にも恵まれて得難い経験がいろいろと出来ました。とても感謝しています。
ちなみに、NTT-ITは研究系子会社として始まったため、社員の多くが研究所からの出向といった時代もあり、NTTグループの中でも比較的自由度が高い組織だったと思います。
(また、自ら映像コーデックを書く事業部長や鵺メンバな部長さんがいたりするのも面白く…最近は業績が伸びない時代に採用を極端に絞ったため、平均年齢が40代半ば&全社員に占める管理職が過半数を超える状況になり、やや組織の硬直化が進んだ気はしますが)
また私自身は長らく部下に恵まれて、自由度を活かした采配をさせて頂いた気がします。
ただ、長らく勤めていているうち、そろそろ新しいことをしてみたい気持ちが募り、今年初めのリクエストの結果、ほぼ希望通りのポジションになったものの、色々と思うところもあり折角新しいことをやってみるのであれば…と退職させて頂くことにしました。(まだ今後のことを公開できるステータスではないですが、世の中の役に立つ面白いことができればと思っています)
そういえば、1年少し前にOCN神奈川の回線品質が極端に悪い状態が続いたため、その測定報告を公開したのですが(実は公開前に研究所所長クラスのお偉方にも事前に見せていたのですが)、持ち株等からの変な圧力等は一切無く、非公式な経路から「いずれ改善できるはずなので、その際には改善データも載せて貰えると有難い」というお願いがあったのみでした。この点は NTTグループという組織の健全さに非常に感心した一件でした。
それはともかくとして、長らく会社に居た間の経験で、一般にも役に立つかもしれないテーマ等をいずれ書ければと思っています。
最後に、これまで一緒に働いてくれた部下の皆さん、ありがとうございました。
3年ぶりに FastCopy v3.00β1をリリース。
久しぶりということで、盛り沢山の内容に。
ご意見・ご要望等ありましたら、掲示板 or メール等にてお知らせください。
・Read/Write に非同期I/Oを用いることで(特にネットワークドライブ間の)転送速度を向上。
・Include/Excludeフィルタ指定で最終パス要素以外に、相対パス&開始パスを指定可能に。
・複数のFastCopy起動時の同時実行動作の最適化。(別々の物理ドライブへの処理は並列実行、同じ物理ドライブへの処理は実行順を守って順次実行、シャットダウン処理は他のFastCopy処理終了を待ってから実施)
・/no_uiオプション(問い合わせダイアログを出さない)を追加(&タスクスケジューラ起動で自動有効)。
・4096MB を超えたバッファ指定を可能に(64bit版のみ)。
・ファイルログにタイムスタンプ・ファイルサイズを付加可能に。
・更新日付に許容誤差設定を追加。
・同一物理HDDグループ判定の精度を向上。
・ヘルプファイルを充実&各種ダイアログから当該項目ヘルプを呼び出せるように。
・各所の数値表示を見やすく(フォント変更、カンマ区切り、小数点精度調整)。
・設定ファイルを FastCopy.ini → FastCopy2.ini に変更&ini内エンコードのUTF-8化&一部書式変更。
・ライセンスを 2条項BSD から GPLv3 に変更。
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