3年ぶりに FastCopy v3.00β1をリリース。
久しぶりということで、盛り沢山の内容に。
ご意見・ご要望等ありましたら、掲示板 or メール等にてお知らせください。
・Read/Write に非同期I/Oを用いることで(特にネットワークドライブ間の)転送速度を向上。
・Include/Excludeフィルタ指定で最終パス要素以外に、相対パス&開始パスを指定可能に。
・複数のFastCopy起動時の同時実行動作の最適化。(別々の物理ドライブへの処理は並列実行、同じ物理ドライブへの処理は実行順を守って順次実行、シャットダウン処理は他のFastCopy処理終了を待ってから実施)
・/no_uiオプション(問い合わせダイアログを出さない)を追加(&タスクスケジューラ起動で自動有効)。
・4096MB を超えたバッファ指定を可能に(64bit版のみ)。
・ファイルログにタイムスタンプ・ファイルサイズを付加可能に。
・更新日付に許容誤差設定を追加。
・同一物理HDDグループ判定の精度を向上。
・ヘルプファイルを充実&各種ダイアログから当該項目ヘルプを呼び出せるように。
・各所の数値表示を見やすく(フォント変更、カンマ区切り、小数点精度調整)。
・設定ファイルを FastCopy.ini → FastCopy2.ini に変更&ini内エンコードのUTF-8化&一部書式変更。
・ライセンスを 2条項BSD から GPLv3 に変更。
23歳から22年間勤務したNTT-ITを退職しました。
在籍中には MagicConnect という自らのアイデアが会社の主力商品に育ったり、MeetingPlaza(Web会議)事業部の開発部を長らく率いたりと、良い部下にも恵まれて得難い経験がいろいろと出来ました。とても感謝しています。
ちなみに、NTT-ITは研究系子会社として始まったため、社員の多くが研究所からの出向といった時代もあり、NTTグループの中でも比較的自由度が高い組織だったと思います。
(また、自ら映像コーデックを書く事業部長や鵺メンバな部長さんがいたりするのも面白く…最近は業績が伸びない時代に採用を極端に絞ったため、平均年齢が40代半ば&全社員に占める管理職が過半数を超える状況になり、やや組織の硬直化が進んだ気はしますが)
また私自身は長らく部下に恵まれて、自由度を活かした采配をさせて頂いた気がします。
ただ、長らく勤めていているうち、そろそろ新しいことをしてみたい気持ちが募り、今年初めのリクエストの結果、ほぼ希望通りのポジションになったものの、色々と思うところもあり折角新しいことをやってみるのであれば…と退職させて頂くことにしました。(まだ今後のことを公開できるステータスではないですが、世の中の役に立つ面白いことができればと思っています)
そういえば、1年少し前にOCN神奈川の回線品質が極端に悪い状態が続いたため、その測定報告を公開したのですが(実は公開前に研究所所長クラスのお偉方にも事前に見せていたのですが)、持ち株等からの変な圧力等は一切無く、非公式な経路から「いずれ改善できるはずなので、その際には改善データも載せて貰えると有難い」というお願いがあったのみでした。この点は NTTグループという組織の健全さに非常に感心した一件でした。
それはともかくとして、長らく会社に居た間の経験で、一般にも役に立つかもしれないテーマ等をいずれ書ければと思っています。
最後に、これまで一緒に働いてくれた部下の皆さん、ありがとうございました。
IP Messenger v3.51 正式版 をリリース。変更点は以下の通り。
コマンドラインでポート番号指定が効かない問題を修正。 XPでバルーン通知が出ない問題を修正。
なにか、お気づきの点がありましたら、ご連絡ください。
次のバージョンの FastCopy では Include/Exclude フィルタが大幅に拡張され、パスの最終要素へのフィルタだけでなく、途中のディレクトリ要素を含めて、UNIXワイルドカード形式でのフィルタ指定が可能になる予定。
Source指定が下記のいずれの場合も、
C:\src\
C:\src\file.txt
C:\src\dir*
フィルタ検査の起点は C:\src\ になります。
さらに、上記の C:\src\ が起点として「絶対指定」と「相対指定」の説明。
絶対指定(=先頭が \ or / で開始)の場合、
\abc\dir\ → C:\src\abc\dir がマッチし、C:\src\bbc\abc\dir はマッチしません
(絶対指定:フィルタ検査の起点から一致検査)
相対指定(先頭が \ or / で開始しないの場合、
src\dir\ → C:\src\src\dir や C:\src\aaa\src\dir などにマッチしますが、C:\src\dir にはマッチしません
(相対指定:末尾要素から(最長で)起点までの一致検査)
フィルタ指定には従来通り、ワイルドカードが利用可能。
dir?\sub\dir*\ などの柔軟な指定が可能
(この場合、dir1\sub\dir123\ などのディレクトリがマッチします)
ただし、パス区切りに \ を利用可能としたため、キャラクタクラス内([a-z] の類)以外では \ をエスケープに使えなくなるのでご注意
例えば、"file[" という妙な名前のファイルを指定する場合、従来可能であった2通りの表現のうち、"file\[" は使えなくなり、"file[\[]" のみが正しい書式に
ただ、DestDirの結果だけを見るとフィルタの起点が判りづらい点が気になるところ。
例示するボタンを付与するか、DestDir直下を常に起点とするかも検討したほうが良いかもしれない。
(後者の場合、Sourceフォルダ自体もフィルタ対象になってしまうのが互換性的にイマイチなところ…)
ところで、GPL にする場合は、v2 にするか v3 にするかも悩みどころにななりそう。
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